君を想うと~triangle love~

「な、なんだよ、それ!!」



「…?
だって慎ちゃんは私のコトを思って言ってくれたんでしょう?
そういう優しい所……いいなと思うよ?」



「~~~っ!!!!
バカか、オマエは!!!!!」










俺の幼なじみ、早坂伊吹はかなり変なオンナだった。

天然なんてカワイイモンじゃない。











人を疑ったり

嫌ったり

妬んだり

憎んだり







人間なら誰でもが持つ、そんな感情を持ったことのない生き物で。









アイツの手にかかれば悪意は善意に変わってしまう。












だからどんなに俺が悪態ついても。
困らせて泣かせても。

アイツはケロッと笑ってこう言うんだ。









「ありがとう、慎ちゃん。」








と。












キレイなイブ。

穢れを知らないイブ。

天使のように純真で素直で優しいイブ。







そんなイブをオバチャンも龍も溺愛してたけど、俺はいつも不安だった。




イブの心は天使みたいにキレイだから。

あまりにもキレイすぎて、いつか天使みたいに空に消えてしまうんじゃないかと怖かった。