君を想うと~triangle love~

イブは昔から龍の後ろに隠れて友達と遊ぶような、情けないヤツだった。

(ホント一人でなんでも決めちゃう誰かさんとは大違い~。)








そのせいかイブはやたらと龍に甘えるし、龍はやたらとイブに甘い。









「…なあ。そのすぐに泣くクセ、いい加減やめれば?
見ててイライラするんだけど。」








アイツに向かって。
冷静な冷たい目で言い放つと。







「…な、なにおぅ!?
このクソガキが!!」








案の定、保護者ヅラして龍が怒る。







「だってそうだろ?
泣いたって何にも解決しないじゃないか!!」


「お~ま~え~っ!!!!!」







ドスドスと床を大きな音をさせて。
真っ赤な顔しながら俺の胸元を掴む龍。







「…イブに謝れ。」

「は?なんで?
俺、何も悪いこと言ってないだろ?」


「はあっ!?人を傷つけといて自覚もねぇのか、テメェは!!!」









龍が俺の襟元をグイッと掴み上げるから。

息苦しくて一瞬咳き込みそうになってしまう。









だけど…

今日は絶対負けてやらない!!!!!!!!










「そうやって龍がイブを守るからイブはダメになってくんだよ!!」


「は?大事な妹を守って何が悪い!!」



「過保護すぎて気持ち悪いんだよ!!
このシスコン!!!!!!!!!」












龍に掴まれながらイブの将来について戦っていると。









ゴンッゴンッ!!









「いい加減にしなさい!!」









買い物から帰ってきたオバチャンに…。

俺たちはダイコンで頭を叩かれた。