◇ ◇ ◇ ◇




「慎~!!オマエまた高校生に手ぇ出しただろ!!!!」




学校が終わって。

いつものようにイブん家のソファーでくつろいでると。




玄関を入ってくるなり龍が俺の頭をゴンと殴った。







「いってぇ!!何すんだよ!!」





殴られた頭をさすりながらギッと睨むと






「バカ!!あのオンナは俺のダチの彼女だったんだぞ!?」


「へ~ぇ。彼氏いたんだ、あの人。」









あの頃の俺は。

SEXを覚えたばかりのサルだった。









中学2年になると背もグッと伸びてきて。
俺はこのルックスだからか変に女に声をかけられることが多くって。





別に誘われたら断る理由もないし。
ある程度のラインを越してくれてれば来るもの拒まずで誰とでもHしてた。






え?
サイテー?
イブがいるのに…って?








しょーがないじゃん。
この時、俺はイブのことなんて何とも思ってなかったんだから。











「こんのバカが!!」




ゴンッ!!!!!!!!!






「いってぇぇぇぇっ!!!!!!!!!!」










龍は顔を真っ赤にしながら俺を殴ると。









「オマエはもうちょっと節操ってモンをもて!!!!!」








と、クドクドと怒り出した。