「なにそれ。それいうならお前も変わってないじゃん。」

「えっ?」



な、なにが!?




「伊織ってパッと見クールなのに持ってるモノはキャラクターもんとかピンクとかでさー。
メールも絵文字が超多い。」





“いい年のクセに”と呆れたようにしゅーちゃんが笑う。





「い、いいでしょ別に!!
だって好きなんだもん!!!」




私はこんな顔に似合わずキャラものが大好き。
付箋とかシャーペンとか可愛いのをついつい選んじゃうんだ。


理央には“あんたいい加減に卒業しなよ”って言われるけどこればっかりは辞められない。



だから、しゅーちゃんにばかにされた所で痛くも痒くもないっ!!!!



ベッドの上で臨戦体制でしゅーちゃんの言葉を待っていると。






「…うん。
伊織のそういう所見るとホッとする…。」




しゅーちゃんの口から出た言葉は。
意外な言葉だった。