「やっと認めたか。」



桐谷慎はフッと笑うと。

私の唇にキスを落とした。






「高宮ってさあ。
俺のコトどれくらい好きなの?」

「はいっ!?」

「ハイハイ。今さら照れなくてもいいからちゃんと答えて?」







ったく。

こんな甘い空間で私をいじるなんて!!

桐谷慎はやっぱりドSだ。






「ほらほら~。早く言えよ~。」




からかうように私を見つめてホッペをツンツンする桐谷慎。





く~!!
絶対バカにしてるでしょ、この人~!!!!!





悔しくなった私はアイツの胸元をグイッと掴んで自分の方に引き寄せて。


濃~厚~なディープキスをお見舞いすると。







「大好きな彼と両天秤かけたくなるくらいにアンタが好きよ?」








高飛車な女を演じて見せる。








そんな私を見て桐谷慎はアハハと笑うと






「高宮サイコー!!!!!」







と私を抱きしめた。











「じゃー、ドSな高宮サン。」

「なあに?桐谷クン。」

「ボク、とっても欲情してるんですけどキミを食べていいですか?」

「なにそれ。」

「いーから答えて。」






ドSなハズの桐谷慎がドMの仮面をかぶるから、思わず笑ってしまう。



だけど…
ここは乗っかってみようかな?






「ねぇ。高宮のコト食べちゃっていい?」

「満足させてくれるんでしょうね。」

「もちろん。」

「私に欲情してるの?」

「うん。も~う痛いくらいにパンッパン!!!」


「アハハ。なにそれ。
それならいいわ。許してあげる。」







そう私が答えると。
桐谷慎はニイッと笑って




「後悔するくらい気持ちよくしてやるよ。」




そっと胸の膨らみに手を当てた。