俺たちは、その後。

何度も何度もキスをして。

角度を変えて何度も愛しあった。










俺のモノで頬を紅潮させて喘ぐ伊織は最高にエロティックで。


夢にまでみた伊織の中は最高に気持ちよくて。




アイツのカラダに埋まりながら、このまま快感の渦に巻き込まれたまま。

溶けて一つに重なってしまうんじゃないかと思ってしまった。








SEXってスゲェ。









あの頃のガキな俺はただそれだけを思ってた。

誰とヤっても同じような快感が襲ってきて、どこまででも気持ちよくなれるんだと。






勘違いをおこしてた。










この快感は伊織とだから。





伊織だから心もカラダも気持ちよくて、2人が1つに解け合えたんだと知るのは…。







あのバカな事件が起こった後。










どこまでもバカな俺は、そんなことさえ気づかずに。



情事の後、疲れて眠ってしまった伊織の頭をなで続けて幸せに浸っていたんだ。