君を想うと~triangle love~

「ごめんって何??
伊織、俺になんか悪いことしたの?」


「…えっ…??」





顔は見てないけど伊織がどんな表情してるのかはわかる。


多分…傷ついた目をして俺を見つめてる。

どうしたらいいのかわからずに。









イライラする。

伊織の態度にも自分にも。







「突然だったから何なの??
俺はいつだって考えてる。伊織の全部が欲しいって。
2人っきりでいれば1つに繋がってみたいっていつも思うよ。」





そう思うことはイケナイこと?

お前を傷つけるだけのことなワケ?






俺は伊織の手をギュっと握って。
アイツに顔を向けるとアイツの目を見つめてこう言った。









「俺は男だから。好きなヤツが近くにいるのに触れられないなんて耐えられない。」







好きだから。

伊織のコトが好きなら欲しいと思う気持ちは当然のこと。






「俺…自分の行動が悪いことだったなんて思ってない。これからもお前が欲しいって思ったら同じことする。」









そう言って俺は伊織を抱き寄せた。








「俺がお前を欲しいと思った気持ちも、お前が俺を怖いと思った気持ちも悪いことなんかじゃねーだろ?」



「しゅーちゃん……。」





「だから…謝るな。
俺も謝んないから。」








なーんて。
カッコつけたけど。




ギュゥっと強く抱き締めると胸板に感じるアイツのポヨヨン肌。









や、やばい…。








あんなにキメといたクセにいちいち反応する自分の体が情けない。






男って…


マジどうしようもねー生き物だと思う。