君を想うと~triangle love~

はっ!!!!!!






伊織の涙で俺の高ぶった気持ちは一気に冷静になっていく。







「ひぃ…っ。ふっ…。」







泣きながらカタカタと小刻みに肩を震わせる伊織。








「伊織…ごめん。
俺……。」







アイツの頬を触ろうとするとビクンと体をはねさせて。
怯える瞳で俺を見つめる。









正直…へこむ。







なんなの、その目。
俺は強姦魔かなんかなワケ?



俺は伊織の彼氏でしょ??



好きな子に触れたい。
もっと体も心も近づきたいって思うコトはいけないこと??









俺、悪いことなんてしてない。

伊織の全てが欲しいって思うことが悪いことだなんて思わない。







自分が伊織を怯えさせてる。
そんなことはわかってる。





だけどそれを許してくれない伊織にも腹がたつ。










ダメだ…
このままだとキレそう…。










これ以上一緒にいると伊織をひどい言葉でなじって傷つけてしまう予感のした俺は。









「ごめん。
ちょっと外で頭冷やしてくるわ……。」









伊織の顔は一切見ずに。
俺は部屋の外へ出ていった。