ひ…ひどい!!!!
私の純情を踏みにじった~!!!!




「しゅーちゃんのイジワル。」



そりゃ~さ。
私も会社でからかったのは悪かったよ?
だけどこんなの倍返しにも程があるでしょー!?





「ごめんって。」





プンプン怒る私をしゅーちゃんは笑いながらなだめる。





「やだっ!!許さない!!」

「しつこいな~。なんでよ。」

「だって…ホントに悩んだ自分がバカみたいじゃん…。」





ホント…切ないくらい悩んだぶん!!
簡単には許さないもん。





そっぽを向いてツーンとしてると。






「ふーん。伊織ちゃんって見た目と中身のギャップがたまんないね~。」






物珍しそうに私の顔をマジマジ見ながら。
ドリンクを片手に祐吾さんが現れた。