君を想うと~triangle love~

桐谷慎は私の両手首を頭の上に無理やり持ってくると、片手でグッと私の手を壁に押しつける。




抵抗しても逃げられないくらい強い力。






「ねぇ、何で無視すんの。」








いつもニコニコ当たり障りなくフェロモン飛ばしてる桐谷慎。






「しゅーちゃんには喜んで尻尾ふるくせに俺には随分な態度だね~。」






怖い。





目の前にいる桐谷慎の目は冷たくて挑戦的。

絶対的な威圧感で私を閉じ込めようとしてる。




ちょっとでも気を緩めると負けそうだ。
目をそらしたくなる。





だけど。
私はコイツには屈してなんてやらない。
コイツには負けたくない!!






「当たり前でしょ?
しゅーちゃん以上に大事な男なんていないもの。」






冷たい目線をそらさずに。
真っ直ぐに桐谷慎の目を見つめてキッパリ言い放つと。





「お子ちゃまだな。」






桐谷慎はククッと笑う。





ムッカー!!!!!!






「何がおかしいのよ。」



桐谷慎のバカにしたような態度にムカついて楯突くと。





「しゅーちゃんを好きなんじゃなくて、しゅーちゃんを好きな自分を好きなだけだろ??高宮は。」


「はっ!!??」





何言ってんのよ、コイツ!!!!!!