君を想うと~triangle love~

休憩室には珍しく誰もいなくてガランとした空間が広がっている。


少し奥にある給湯室に向かうと、中には何種類ものフレーバーティーとコーヒー豆。





桐谷慎の好みなんて知らないし。
しゅーちゃんと同じくブレンドでいいかな…






棚の上にあるブレンドのコーヒー豆に手を伸ばした瞬間。




その手をグッと後ろから掴まれた。






「だーめ。俺、コーヒーはキリマンジャロって決めてんの。」







でた……、エロ魔神。







「覚えといてね、俺の好み♪」








イラッ。







やだよ。
絶対アンタの趣味なんて覚えてやんないんだから!!!






これは私のささやかな抵抗。
この男の思うままに踊らされたくなんてない。







桐谷慎の制止を無視してブレンドを無理やり取ろうとすると。






「チッ」







ダンッ!!!!!!!!








私は両手首を捕まれて。
無理やり壁に押し付けられた。