rua side


私はかけるの友達の前田瑠亜。

かけるはずっとるきあ様が好きだ。

でもね、かけるにも譲れない想いがあるでしょ??

私にはあるんだよ??

「瑠亜ちゃん」って名前を呼ばれるだけで

嬉しくて嬉しくて。

舞い上がっちゃうほど嬉しいんだ。

目が合うだけで

顔が熱いんだ。


私の好きな人。

それはね。

るきあ様なんだ・・・


体育館で、かけるがるきあ様の上着持ってるだけで

すっごい嫉妬したよ。

嫉妬で狂いそうだった。


朝練が終わったらるきあ様は必ずかけるの元へ行ったよね。

悔しかった。

想いを伝えたいって思ったことはたくさんあるよ。

でもね、幼なじみを超えることなんてできないって思った。

私もるきあ様と幼なじみだったらよかったな・・・


カフェで話したとき丁度

るきあ様と美少女が歩いてたの見たとき

しめたっ

って思った。

だからわざとかけるに知らせたんだ。

かけるの心を乱すために。

最低だって分かってる。

でも気持ちには嘘はつけないんだ。