【実梨side】



休み時間。


あたしは大輝と話してた。


まぁほとんど古河の話・・・。


親友である彼に情報を伝えてもらってます。



そしたらそこに・・・



沙和と・・・古河が現れて。



古河は、沙和を置いてこっちに向かって全力疾走してくる。



「古河・・・?!
どーしたのそんな走って・・・」



あたしがそう言うと、古河はあたしの腕をぎゅっと掴んだ。



「・・・大輝っっ・・・」



古河が、息を切らしながら大輝を睨んだ。





「・・・実梨のこと・・・
―――――――好きなの?」






――――――――いきなり古河がそう言った。



「はっっ? 古河!!?
何言ってんの、大輝とはそんな関係じゃないってば!」