突然の柚野さんとの接近に体中の血液が一気に駆け巡って行く。 それに伴い上がる体温。 違う……別に、柚野さんにドキドキしてるわけじゃない! 『爽も爽だ。俺よりもお前の秘書がいいとか言いだすし』 こんな時に聖が言ってた言葉を思い出すなんて、どうかしてる! 一人、体の血液とともに頭の中もグルグルと掻き乱していると、柚野さんの体が音もなく離れた。 「縄、解けましたよ」 にっこりと笑ってくれる柚野さんが……いつもより輝いて見える。 いや、これはきっと太陽に近い位置でいるせいだってば!