それからの日々は君で溢れていた気がする。

学校の廊下や通学路で出会う度に“でめきん”と“ちび猿”が飛び交った。


六年生になった頃、気づいたんだ。

君に会えない日は何となく寂しくて物足りないって事に。

この感情はきっと、好きって事なんだろって。





あの頃、私より小さかった背が、いつの間に追い越していったんだろう…



大嫌いだった君が

大好きな君になった。