あたしは誰もいない教室に入ると、 そこには翔太くんが一人でいた。 無邪気な笑顔で 「お帰り」と言い手を上げた。 すると 「あ、麻耶ちゃん。 そだ!自分の席に座って 俺がいいって言うまで目閉じてて。」 「えー?なんで?」 「いいから、いいからっ♪」 あたしは渋々自分の席に座った。