「ありゃ?」 消毒液の瓶は中身が空っぽ。 「なんや、買うとけやッ」 オレはブツブツ言いながら、台所に立つオカンに叫んだ。 「オカンーッ! 消毒液、無いやないかッ。明日買うといてくれや!」 「?」 「消毒液や!」 「…‥わかった」 やけに素直なオカン。 ちょっと気になったけど、その日は痛む指を押さえながら寝た。