慌てて口に手を当てて言い直す。 『あ、すいません。あの…それはなぜですか?』 俺は恐る恐るその答えを聞く。 「家庭の事情で、今日までなのでよろしくお願いしますね?』 校長はおしとやかな声でそう言う。 『…はい』 俺はガッカリして肩を落とす。 俺は自分優先で迂闊だった。 優姫は俺のためにやめるのだろうか?? 俺に会うのが気まづいから…?? 優姫が学校を辞める理由に 俺が関わっているのは間違いなさそうだが…