寮は3年前にリフォームしたばかりで、まだキレイだった。 「多分荷物は中に届いてると思うから。」 「はい。」 「じゃ」 前川先生はそう言って手を振った。 「ぁりがとうございました」 …ここか…。 やっていけるかな… 私は息を吸ってドアを開けた。