1年前の遠い春

下を向いて
走っていたあたしは

何かに当たった。

--ドン!!


尻に激痛がはしる。

尻もちをついたようだった。

そぅっと目を開くと


目の大きな、童顔っぽい
男の子が

驚いて立ちすくんでいた。