『俺はこれがいい!

この布の柄がいいのになんでだ!?』


カインが持っているのはとても派手な


下地の上にも派手な柄。


とてもとても服に使えるほど目には


よくない感じがしている。


「よくこんな柄選ぶわね~・・・。」


リリーは呆れていた。


ここには他にフレイスとシルフィーの


秘書であるクスリスがいた。


フレイスはカインとリリーの対立に


無言で見ていた。


「フレイス様は布を選ばれないのですか?」


静かに見ていたクスリスはたまらず聞いた。


「俺はカインの後でいいし、もう目星は

つけてるからすぐ終わる。」


どうやらそこで討論している間にフレイスは


決めていたようだ。