協会にたどり着いた鳥は、お目当ての人に会うと肩に止まった。


「おぉ、どした?」


まだ20代後半であろう男は鳥を優しくなでて話しかけた。


『門の所に訪問者です。

協会に用があって案内人を希望です。』


鳥はごく普通に話し始めた。


相手も驚くことなくなでる手はやめない。


「そうか、ユースに行かせよう。」


『分かりました。ユース様に言ってきます。』


そういうと肩から飛び立ちユースという人物に向かって飛び出した。



廊下を歩くユースを見つけて経緯を話すと渋々向かいはじめた。


小さく「またか…」とつぶやいて……。