恐る恐る音のした方向を見る。 すると道の中央に赤い、赤い、鳥がうずくまっていた…………… 「「あっ!!」」 今、確かに声が重なった。 「あっ…かわいそう………」 そう言って走り寄ってきた女の子。 「痛そう…」 ポツリとその子は言った。 「この鳥、元は青い鳥だったみたいだよ?」 僕は女の子にそう言った。