「・・・あれっ?おはよう! 早いねっ!どうしたの?」 ケロっとした笑顔で俺を見る奏鈴。 「・・・・・・はよ」 所詮、夢。 でもきっと、伝えるから。 今度は俺から。 「奏鈴、外見てみ」 「え??なになに?」 俺は窓のカーテンを開ける。 「・・・わあ・・・」 今、俺と奏鈴は同じ景色を見ている。 それがすごく幸せなことに気づいた。