『 お父さん お母さんへ 初めての手紙が、 こんな内容になっちゃうのが 悲しいです。 あたし… お父さんとお母さんには たくさん大変な思い させてきちゃったね。 悲しいけど… もうきっと、 あたしには時間がないと思うの。 すごく悲しい。 お父さんとお母さんに、 大人になった奏鈴を 見せれないのが悲しい。 あたしの作った歌を、 元気な姿でお父さんとお母さんに 聴いてほしかった。 あたしが奏音の歌で癒されたみたいに、 お父さんとお母さんを あたしの歌で、癒したかった。