「では、ガラスの靴を試してください」 「お待ちください!シンデレラは舞踏会には行っていません」 「それでもです。」 何も言わせない強い口調で言うヴァルク王子。 「わ・・・わかりましたわ」 そう言って、少し笑みを引きつらせながら承諾しました。 「さぁ、はいてみてください」 「めんどくさ・・・・」 聞こえるか聞こえないかというくらいの音量でつぶやくシンデレラ。 でも、ばっちりヴァルク王子には聞こえてました。