「女…?」



リスノが助けた人物、それはレイだったのだ。



男にしては随分軽いとは思ったがまさか女だと思っていなかったリスノはそのままの状態でじっとレイを見つめた。



漆黒の髪に綺麗な白い肌…



そして、未だ閉じられたままのその瞳がどんな色をしているのか……



リスノはレイのその容姿に目を奪われていた。



その時、



「……ん…」



再びレイが小さくうめき声をあげた。