「私も……、リスノさんのこと本当の家族だって思ってる」 このセルガイアで、身寄りのない自分を招き入れてくれたリスノ。 「本当に感謝してる……ありがとう」 これまで、伝えようと思ってもなかなか言えなかった。 そんなレイの言葉に、リスノはにっこりと微笑んだ。 本当に感謝してる…。だから――、 「いつか…私の話も聞いて――」 ――あなたに聞いてほしい、私も家族だって、そう思ってるから……。