光の世界 -episode zero-

…――今からずっと昔｡まだセルガイアに『魔法』というものがほとんど存在しない時代…｡



そんな時代に､凄まじい魔力をもった人間たちがいた｡



彼らはその力ゆえ国の権力者たちに求められ､そして神のように扱われた｡



表面上はそれぞれの国の国王が政治を行っているようだったが､陰では国王も彼らの言いなりだった｡



彼らはまさに『神』だった｡



それが――､



クラエスの民｡