そんなレイの姿をじっと見ていたがリスノは、レイを見つめたままポツリと呟いた。 「あんたは聞かないんだね…。あたしらの事…」 「えっ…」 はっと視線を向けた先には、いつもとは違う真剣な顔つきをしたリスノがいた。 「あんたには……レイには、話しておきたいんだ」 ――クラエスの民の……悲しい過去を。