レイがクラエスの村に来てから今日で7日。



レイはそのままリスノの家で暮らしていた。



少しずつだが村の暮らしにも慣れ、リスノ以外とも話すようになっていた。



洗濯物を干しながら、レイはゆっくりと顔を上げた――…



…――「リスノさん!!」



レイが初めて村へやってきた日、ちょうどオーヴェがレイを村におく事を許可した正にその時、大声でリスノの名前を呼ぶ声と同時に家の扉が勢い良く開けられた。