【短編】ねぇ。君はまだ覚えているかな






祐ちゃんは微笑んで、

持っていた

紙袋から


あるものを

取り出した。






『…!??』




『…これ渡せるの、

今日からでしょっ』





『っ祐ちゃんっ!!!』





『ははっ。

ったく。

もう泣くなよ。


…で、受け取ってくれるよね??』








『あったりまえじゃんっ!!

私はずっと、

祐ちゃんだけを…』








恥ずかしくなって

続けられなくなった

私の変わりに




『…愛してるんだから?』





祐ちゃんが言ってくれた。