好きだと気づいたときから、
先輩に会うために学校に通った。


わたしの瞳はいつだって先輩を探してるんだ。




わたしも先輩も電車通学。

学校までの道のり、
友達の話もうわの空で聞いていて、
目だけはしっかり先輩の後ろ姿をとらえてる。


先輩に恋してます、
なんて友達にはとても言えなかった。


それぐらい、わたしにとって先輩への想いは大切なものだったから。