この花の魔法を自分のものにすることができたなら、本当にラディアンも救い出せるかもしれない。 そう思うと、ナーベルは足がうずうずし、希望に瞳を輝かせた。 そしてぐっと胸の前で両手を握りしめ、ジェイクとフィオーレの二人を見上げた。 「私、早くこの魔法を使えるようになりたいわ!協力してもらえる?」 ナーベルの言葉に、ジェイクとフィオーレはちらと顔を合わせてから、もちろんだと頷いた。