もう1人の彼氏

無我夢中でタカマサを求めた。


タカマサも、それを受け止めるように、求め返してくれた。



いつもと変わらず、
「大丈夫?」
と、声をかけてくれながら…




タカマサが、心の拠り所だった。


こうしていると、何もかも忘れることができる。


2人で汗だくになるくらい動いて、
そして、頭の中が真っ白になる。


その瞬間、嫌なことも、すべて流れていくんだ・・・



いつの間にか目から流れ出ている涙に気づいたタカマサは、


「大丈夫?痛かった?」
と聞いてきた。


「ううん・・。」





安心して、流れ出た涙。

気持ち良すぎて流れた涙。

どっちも言えなかった。