kiss☆me





声が出たか、出ていないかは、自分では分からなかったけど。





運がいいのか、悪いのか。


目線の先の人物は、ちらりともこちらを見なかった。




きれいな横顔だけが、目の前にあった。






彼だった。


昨日から、他のことを考えさせてくれない。




まさしく、彼。





今日の時間は、5時半。




昨日より、早いな。
良かった早く来てて。




今日も見れた。



やっぱりカッコいい。




話かけようかな。


でも、でも

………やっぱり無理。




緊張。