君に愛の唄を




「お前も!?俺もその指輪がいいなって思ってた」


「本当!?私と蓮って気が合うんじゃない?」



そう言って蓮の顔を見つめると蓮は笑うと言うより、微笑んでいた。


私は首を傾げた。



「よし、プレゼントこれに決めた。早速、買っちゃおうぜ!」


「え?買うってこの指輪を買うの?」


「そうだけど?」



そうだけど?って……


そんな簡単なノリでこんな大層なものを買っていいの?


てか、そんな大金あるの?



頭の中が混乱してきた。




「よし。じゃあパフェ食べる?」


「………」



言葉がなかった。

いつの間にか蓮は指輪をちゃっかり買ってしまっていた。



そういえば、誰に渡すんだろう…



彼女でもいるのかな?



別に、関係ないけど…



なぜか、気になってる私がいた。