「とりあえず中に入ってください。…詳しい話は心菜さんに聞いてみて下さい」 私はそう強引に中に入れられた。 心菜… どうゆうことよ。 ちゃんと説明してもらうからね! 私は強引に引っ張られながらそう思ったのだった。 《回想~紗英~END》 ────── ─────────── 「…で、説明してよね?」 紗英…… 怖いよ、その顔。 でも、言っちゃっていいのかな… 〝蓮が水沢蓮だって〟 そう思った時、会場が“バッ”といきなり暗くなった。