君に愛の唄を



もう、私のバカ……

バカバカバカ!!!


なんで大切なチケットを忘れちゃうのよ!!


私って本当にドジなんだから!


私は激しく息を乱しながら“絶対に間に合わせる!”と走った。


ヒールのサンダル、走りずらい…

それでも、関係ない。
私は駆ける足を止めないから。


私は強く唇を噛み締めた。


悔しいよ…!
すごく悔しい……


ごめんね、蓮。


でも、ちゃんと間に合わせるから!


その時、目がジワッと来て熱くなった。


…泣かない。

絶対、泣かないんだから。


だって、今泣いちゃったら全てを諦めたことになる。


私は諦めない。


きっと、きっと間に合う。


絶対、絶対間に合うんだから!!