君に愛の唄を


「で、なんの用?」



腕を組みながら私はそう言った。


そんなこと言いながら、実はそんなに怒ってなかったりするんだよね……


すると、蓮はポケットから細長い紙切れを取り出した。



「これ。ほら…」



私の目の前にその紙切れを差し出した。


なに、これ。


私はその紙切れを受けとるとその紙切れをじっくりと見た。


水沢蓮……夏のライブ?


これって!!



「ライブのチケット。二枚用意したから友達か誰か誘って来いよ…」



嬉しい…

嬉しいよ。


こんな素敵なプレゼント…



「行く…絶対行く!」



蓮は「可愛いやつ」と鼻でフッと笑った。


可愛くない。


蓮には不釣り合いだよ。

こんな女。


……ありがとう。