君に愛の唄を



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「ん……あー寝ちゃってた?」



知らないうちに眠っていたらしく、手には開きっぱなしのケータイがあった。


ダルい体を起こして欠伸をした。


窓を開けて外を見るともう真っ暗だった。


そんなに寝てのかな?


そして、その時に目に入ったのは見覚えのあるシルエット。


うそ…!


私は急いで机の上の眼鏡をつけると、再びそのシルエットを見下ろした。


なぜいるんだろう…

私、まだ寝惚けてるのかな?


それとも、幻覚を見ているのだろうか…


愛しすぎて、
会いたすぎて、


幻まで見ているのかな?


ぼんやりそこにいる蓮を見ていると、蓮が私に気づいたみたいで……


蓮が腕を左右に大きく振ってきた。

それに私は肩の前で小さく振った。


そして、急に蓮がケータイを取り出して耳にあてだした。


すると、私の持っていたケータイが鳴りだした。


え?