そして今度は私が蓮を避けて時間が過ぎ、放課後になった。
「心菜、大丈夫?」
「大丈夫。じゃあねー」
私は、そそくさと教室を出た。
今は慰めの言葉なんていらない…
逆に惨めに感じるから。
下駄箱で靴を履き替えた私はずかずかとグラウンドを見ながら歩いていた。
あ…
あの人サッカー部なんだ。
私の目線の先には、朝私に告白してきた男の子がボールを必死に追いかけていた。
しばらく見ていると私と同じクラスの竹田くんが"あの人"に何かを言ったみたいで……
突然あの人が私の方を見た。
彼と私の距離は100m弱…
その距離でも目が合ってることがわかる。
ど、どうしよ…
なんか、逃げたい!!



