君に愛の唄を



「……ってなんで蝉?」



蝉の歌…?

あ、でも蝉を歌手の私にかぶせればいいかもしれない。



( 短いの人生を歌に捧げる蝉

  それは、まるで私みたい

  きっと、これからも歌うよ

  君に捧げる愛の唄を

  君に愛の唄を~♪    )



ヤバい…
本当にいいかもしれない。


私って……天才かも♪


こんなにポンポン浮かぶかな?
……いや浮かばないよね!


なんだかテンション上がって来ちゃった。
ニヤケが止まらないんですけど…!


──パシッ…



「きもい…」



私の頭に軽い衝撃が走ったのと、心に大きな衝撃が走ったのはほぼ同時だった。