蓮は私の右手の指輪を外すと、左手の薬指に指輪をはめてくれた。



「普通こっちでしょ?」


「れ~ん~!」



私は蓮の大きな胸に再び飛び込んだ。


私ね…幸せって言葉だけじゃ足りないくらい幸せなのわかる?


正月とクリスマスと誕生日と夏休みと冬休みと春休みとゴールデンウィークがいっぺんに来ちゃったよ。


どうしよ…

涙が止まんない。



「泣きすぎだから…」


「誰のぜいよ゛」


「心菜さんのかっこいい彼氏のせい?……ってあ゛ー!!鼻水つけんなー!!」



どうしてかな?

蓮と一緒の未来は輝いて見える。


未来が待ち遠しいよ…



蓮…

大好き。
大好きだよ。


だから、いつでも私を抱きしめてね。

いつまでも一緒にいてね?