礼拝堂はいつも鍵がかかってないからドアを少し開けて中に入った。
冷えた空気が気持ち良い。
椅子に座って、奥に飾られているキリスト像を見る。
「あれが父なんてどうしても思えないし」
「あなたはそうでしたね。刹那」
声のする方を見ると
懐かしい顔があった。
孤児院の院長先生。
「ご無沙汰してます」
「ここを出てから一度も戻って来なかった子が、来たと思ったらこんな真夜中に」
「すみません…」
「どうかしましたか?あなたは考えことがあるといつも部屋を抜け出してここに来てましたね」
冷えた空気が気持ち良い。
椅子に座って、奥に飾られているキリスト像を見る。
「あれが父なんてどうしても思えないし」
「あなたはそうでしたね。刹那」
声のする方を見ると
懐かしい顔があった。
孤児院の院長先生。
「ご無沙汰してます」
「ここを出てから一度も戻って来なかった子が、来たと思ったらこんな真夜中に」
「すみません…」
「どうかしましたか?あなたは考えことがあるといつも部屋を抜け出してここに来てましたね」



