アフタヌーンメロドラマチック

特例でレポートと報告書の作成のアシストすれば参加したことと同じことにする。

「名前は入れておきました。これを提出すれば雫さんの交流会は参加したと同じです」

「刹那、何でそれを言わなかった。姉ちゃんも」

「それは」

匠海くんが割り込んできた。

「私が雫さんに頼んだの。匠海くんには言わないでって」

「何で?」

「だって雫さんのために私の所にくるでしょ。そんなの耐えられそうになかったから」

ただでさえ、雫さん優先の匠海くんは交流会の準備のために雫さんの代わりだと私の元に来たはず。


私のためじゃない、雫さんのために。

耐えられない。

だから雫さんに口止めしてもらった。