アフタヌーンメロドラマチック

そして家から電話がかかってきて、金だけを置いて帰った。

「ファーストフードなら持ち帰れるでしょ」

「そうだな」

「映画も短い奴にしようね」

刹那は明るく話すが言葉の内容はどれもオレを傷つける。

刹那はオレが必ず連絡が来たら帰ると思っている。

実際、オレはいつも刹那を一人残して帰った。

オレに刹那を責める資格はない。
「今日は大丈夫だ。一緒にいるから」

初めて恋人として過ごそう。