場面は変わって、こと花が幼稚園で遊んでいるシーンへ移る。

そこに一人の女が近づいて行く。

和雅の妹・雅美(みやび)だ。



そこで話しは終わった。

「あの妹、娘をさらうね」

「そうだね」

「和雅があそこで、吃るのが腹立つぅ」

「ねぇ」

女としてはあそこで否定して欲しいものだ。

匠海くんも同じことしてる。

彼との将来は望めないと思った。

私は匠海くんを諦めた。