夏休みはあっという間に来た。

毎日暑い。

私と匠海くんは相変わらずで、埋まらない溝はどんどん深くなって行ってる。

深すぎて底が見えない。

私は今年の夏休みは、今までとは違うことをすることになるために準備で大忙しだった。

「えー刹那ちゃん夏休み中いないの?」

「うん。ちょっとした交換留学みたいなものだから」

「お祭りいけないじゃん」

「ごめんね」

「うんん。秋にもお祭りあるからそっちには行こうね」

「うんありがとう」