すると美香は顔を青ざめて蘭の顔を見た。 蘭はかぶりを振る。 「爆破を止めるなら直接、 爆弾のコードを切らなきゃいけません。」 って事は、あの家に入らなきゃいけないのか・・・。 俺はモニターに映る燃え上がる家を見つめた。 「空太・・・助けて・・・」 電話の向こうから聞こえる消えそうな美咲の声。 どちらにせよ、俺は美咲の家に行かなければいけない。 「今から助けに行く!!」 俺はケータイに向かってそう叫び、家を飛び出した。